二日酔いで喋ることさえ、気怠い
あたし達の前に、遙の影になって
見えなかった翼が出てきて怒鳴り
始める‥‥―。
「―‥ってめぇ等は馬鹿か!!
携帯に、電話してもメールしても
反応ねぇしよぉ!!
どっれだけ、心配して探し回った
と思ってんだよっ!!」
―‥‥種を撒いたのは、そこのイ
ケメン3人組だ。
「っしかも!お前たち酒くせぇん
だよ!!やけ酒か?おい!
そうなのか!?
だったら、連絡くらい返せよ!!
こんのっドアホが!!」
―‥やけ酒だよ。悪いか。
「昨日のことは確かに、俺等が悪
かった!それは、認める!
だけど、悪気はなかったんだよ!
それなのに、追い掛ければ学校に
はいねぇし!家にもいねぇし!」
―‥ちょっと待て。
翼、お前はなーんにも悪くない!
それに、追い掛けた?
え、翼は誰を追い掛けたの?
『―‥朝から豪快な翼も嫌いじゃ
ない‥―、けど―‥‥‥‥。』
「頭に、響く―‥。
お願いだから、その馬鹿デカイ声
で怒鳴るの、やめ‥て‥―。」
「頭、割れたら翼のせいだよ。」
―‥‥翼の怒鳴り声は、頭の中で
グワングワンと響く。
『(―‥本当に割れる。)』
