彼女は、空になった








「―ほら、渓達と来てるんだろ?

戻ってあげなよ。
俺、これから用事あるから。」


『―‥ん。』


「大丈夫。
ちゃんと、連絡するから。」


『―‥うん。
憐、ありがとう。大好き。』



「俺も大好きだよ。愛してる。」



そう言って、憐はあたしの額にキ
スを落として部屋を出ていった。