トントン―‥
反応がない。
やっぱ寝てるのかな?
ガチャ―‥
黒のベッドに潜って寝ている憐。
『―‥憐。』
髪を撫でて、名前を呼ぶ。
少しばかり、ほんの少し遙への当
て付けも含まれていた。
「―‥ん?あ、れ?もも?」
『―‥憐、久しぶり。
会いたかった。』
「んん〜〜‥‥、俺もぉ。」
欠伸をしながら煙草に火をつけて
だらしなくベッドの端に座る憐。
「今日はどうしたの〜?」
『渓達と飲みに来たの。
晃さんが憐いるよって言うから、
顔でも見ようかなって‥―。』
「そっかぁ。最近、連絡しなくて
ごめんね?寂しかった?」
そう言いながらあたしの頬を優し
く撫でフェロモンをたっぷり含ん
だ微笑みを見せる、寝起きの憐。
『―‥彼氏が出来たの。
だから、寂しくはなかったけど、
心配は凄くした。』
「へぇ。彼氏、ねぇ。
もう、ももたんのココもペロペロ
できないねぇ。ふふ。」
あたしの胸を指差し舌を出す彼。
こうゆう冗談を言う憐にはもう
慣れているけど、やっぱり変態に
しか見えなくなるんだよね。
『―‥‥うん。そうだね。
でも、!‥‥‥‥。』
「―‥でも、?なぁに?」
『―‥あたしから、離れたりしな
い‥、よね?』
―‥理解者が離れて行くのは、
やっぱり哀しいから。
