彼女は、空になった









「桃華、手大丈夫?

所々、切れてるけど。」


『あのガラス窓、薄かったから
大丈夫。痛くない。』


「っ涼太、ムカつく!」




学校には胸糞悪くて居られない。
と、判断したあたし達は、あたし
の家へと向かっていた。




『(―‥ネックレスに触るなんて
許せない。ムカつく‥。)』




―‥あたし以外、いや、あたしと
渓と玖美以外の女の子が遙に触れ
るなんて‥‥―、嫌なんだ。