彼女は、空になった









パリ‥―、パリンッ。




「―‥?‥‥っ!桃華!?」


「‥‥、!玖美!」


「なんだ?


っ渓‥‥―?」




「おぉ!!桃華に渓に玖美!!


―‥‥って!桃華!!

ガラス!ガラスが割れてる!」





「「『翼は黙っとけ!!』」」




『渓、玖美。帰るよ。』



遙達があたし達に気付き、あたし
の足元に散らばるガラスの破片と
あたし達を交互に見ている間に階
段を駆け下りた‥‥―。







―『初めて』、遙に対して異常な
まで嫉妬をした。




遙がくれる『初めて』は、今まで
嬉しく、幸せな『初めて』だった
から‥‥‥―、


こんな苛々する『初めて』は『初
めて』だった。