彼女は、空になった







朝から、ラブラブな雰囲気を醸し
出しつつ、支度をして家を出た。





付き合ってから、初めて2人での
登校はやっぱりポカポカする。




『学校、だる。』


「言うな。

言うだけ尚更、ダルく感じる。」


『寝たい。』


「言うな。

言うだけ尚更、寝たく感じる。」



『何も言えないじゃん。』

「はーくん大好き、って言え。」




―‥コイツの頭の中は、どんなパ
ラダイス空間なんだろう。



だけど、あたしの頭の中もパラダ
イス空間なわけで‥‥―。





『はーくん、だいすき。』