彼女は、空になった









―‥初めて、遙に抱かれた。


緊張して遙の顔、見れない。


『‥んっ‥‥ぁ‥、』


「―‥こっち、見ろよ。

余計、興奮すんだろうが。」



コイツはやはり恥ずかしいとゆう
言葉を知らないらしい。



『―‥あっ‥‥‥ゃ‥』


あたしの首筋に顔を埋め、キスマ
ークを落としながら腰を器用に
動かす、遙。


「―‥もも。」


遙が切なげにあたしを呼ぶから、
泣きそうになった。




顎を持たれて無理矢理、顔を遙の
方に向かされ目が合う。



官能的な遙の見下す様な顔に心臓
がバクバク、音を立てる。

いつもとは違う、遙の顔。

耳元で聞こえる、甘い吐息。





『遙は、フェロモン撒き散らしす
ぎなんだよ。馬鹿。』



「は?意味わかんねぇよ。

そんなの、どうでもいいから集中
しろよ。萎えるだろうが。」



また腰を器用に動かして、奥を
突かれて自分じゃないような声が
勝手に出てしまう。



『〜〜〜っ、んんっ‥―、』



「―‥、もも。好きだ。」