彼女は、空になった







――‥綺麗だった。


風に靡く金色の髪に制服から覗く
透き通った、白い肌。


そして何より、高校一年生とは思
えない程、綺麗な顔立ち。



――‥一瞬、惹かれた。


俺は、確かに惹かれた。



ほっといたら消えてしまいそうな
―‥そんな気がした。







お前は昔から、儚くて脆くて寂し
そうで強がって、震えていた。




―‥誰よりも強く、そして誰より
も、弱かった。