彼女は、空になった







静まり返る教室。


ガタン。


座る。と同時に渓と玖美が来た。



「‥‥え。なにこの空気。」


「桃華おっはよーう!」



『‥おはよう。』


「ちょっと―‥桃華!
なんか、あったわけ?」


『一喝しただけ。』


「‥やっぱり。」


『‥‥ハァ。』



あ、そうだ。
この胸のモヤモヤの正体を渓に
聞いてみようかな。



「―‥ん?なに?」


『渓。玖美。中庭行こうよ。』


「中庭?‥いいけど。」


「いいよ!」







―嗚呼、周りからの視線が痛い。