彼女は、空になった








―‥だから、嫌いなんだ。


コイツの目は。


何でもわかってしまうようなそん
な鋭い目だから。





『死人みたいな目?』


「あぁ、」


『そう、正解だと思うよ。』


「あ?正解って何だよ。


―‥って、おいっ!」




ガチャン、






「ちっ、―‥幹生。」


「ん?」


「あいつ死人みてぇだな。」


「ハハッ、だな。

でもさ、あのハルが女の子に自ら
話し掛けるなんて何年ぶりだ?」


「別に、自殺しようとしてる女に
興味出ただけだ。」


「ふーん?自殺しようとしてた訳
じゃ無いと思うけど。」