彼女は、空になった








「は?じゃねぇよ。

泊まらせろ。」


『―‥‥家、帰れ。』


「今日、鍵忘れちまったんだよ。
しかも、家に誰もいねぇしよ。

幹生達は今日、集会だし。
お前しかいねぇわけだ。」


『―‥‥ミルクティー。』

「分かった、分かった。
分かりましたよ。
買ってくから。じゃあな。」





―‥ドキドキ。何故?


『遙‥―、遙!遙、来る!』



掃除?ご飯?え?なに?










―‥って、あたしの馬鹿。

遙ごときに何、焦ってんの。

一気に冷静に戻る。




ソファーに座り煙草に火をつける。



『フゥー‥‥‥‥、』



ガチャ―‥


「よぉ。ブス。」


『インターホンくらい鳴らせよ。
ブス。ハゲ。変態。』