彼女は、空になった






目の前に広がる、豪邸。



『(相変わらずデカイ。)』

ピンポーン‥。


ガチャ‥キィー。

自動で開く門。



「桃華!久しぶりだなぁ!」



お出迎えは棗さんだ。

今年40歳とは思えぬ
ダンディー加減に顔が綻ぶ。



『棗さん、久しぶり。』


「いやぁ!1ヶ月ぶりか?
相変わらずら、美人だな!」


『棗さんも相変わらず
イケメンなダンディーだよ。』


「ハハッ!ありがとう!」



くだらぬ会話をしながら
リビングに行く。



ガチャガチャ―‥


『お爺ちゃん。』


「やぁ。桃華。早かったな。」