断られたのにまだ真央の傍にいる。

早く帰れ!


「どこ行くの?」


真央は少し考え、ため息ついて言った。


「彼氏の所。」

─!……真央が『彼氏』って…くっ!出て行きたい!


「……そっかぁ。わかった。また明日。」

爽やかな笑顔を残して帰って行った。