赤い糸…
赤い糸って何?

良く女子が騒いでる
「左手の小指につながってる赤い糸は運命の人の小指がってる。」ってやつか…。
そんな事ある訳ない。
ものすごくロマンチックで女子は盛り上がるみたいだけど…
私には全然理解出来ない。
大体運命なんかある訳ないじゃん。
テレビでもあるまいし…
信じてる方が馬鹿馬鹿しいよ。
そんな訳で運命なんか信じてない『北原 結依』高校2年生。
ちなみにあんなめんどくさそうな部活なんかめんどくさがりやの私がやる訳な  い。まっ毎日目立つ訳でもなく…
くらーい訳でもなく…
その中間のキャラ?
どっちかってゆうとくらいほうよりかな。
学校は楽しくもつまんなくもないと思う。
家にいると親がうるさいし。
学校は自分にとって居心地の良いとこって感じかな。


「…ぃ…ぃ…ゅ……ゆいっ!!」

誰が声をかけてきた。私は赤い糸がなんだかんだってやつを考えてたからあまり に驚いた。

「うわっ!」

「うわぁー!なんでそんなにビックリするのー!こっちがビックリしたよ…」

まぁ他の人から見たら目を開けたまま寝てるんじゃないの?ってぐらいぼーっと してたから。急に話しかけられて驚いてしまった。

「うーん?その顔は…考え事してたなっ?」

「へっ?!うん…」

やっぱり私が考え事してたのバレたか…
だよな。さっき自分の世界に入り込んでたもん。

「なんで分かったー?すごい!」

「そりゃーあんな顔してたら分かります!」

彼女はあきれた顔をしつつ笑って答えた。
アハハ。だよね…
あっ!紹介遅れたけど…この子は私の大親友『落合 美奈』
美奈は私と大違いで運命とやらを信じる乙女ちゃん。
なんであんなの信じるんだか…
って言ってもね。
私も昔から信じてない訳じゃなかった。
あんな出来事があったから…

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中学生から高1にかけて私は大好きな彼氏がいた。
結構ラブラブって評判で目立っていたと思う。

「ゆーい♪帰ろうぜっ」

「うんっ♪悠は今日なんかあった?」

「ぉう!数学の高崎がよー。アイツ教えかたへったくそ…」

「アハハ!わかるーっ」