魔法使いと騎士

することもないので、昨日読みかけていた本を読もうと思ったが、見あたらない。




何処に置いた。




記憶を巡らせてみれば、長いすの上に置いたような、じっと周りを見れば。彼が枕にしていた。





全く、困ったものだ。




しょうがないので、外へ出かける事にした。




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薬草や、果実を持って帰ってみれば、彼の姿は長いすにも、部屋の中にもなかった。




消えたのか?と思ったが、元々こちらも歓迎してはいなかったしどちらでもいいという結果だった。




長いすに腰掛けて、持って帰った果実を口に運ぶ。甘さと酸っぱさが口に広がる。




長いすには、嫌に自分とは違う香りがあって落ち着かなかった。