「オレからも質問していいですか?」


「答えられることなら何でも」


「鈴奈さんの瞳は、

綺麗なブルーなんですけど・・・」



「私の父が、イギリス人なんです。

それでですかね・・・

目が見えないので、なんとも・・・」


鈴奈は困ったように笑った。


「すみません。でも、

あんまり綺麗だったから・・・」


「そんなこと言われたの初めて。

嬉しいです。ありがとう」


鈴奈の顔は、嬉しい顔に変っていた。

・・・

目が見えなくても、

鈴奈には、たくさんの魅力がある。

・・・

また、鈴奈に会いたい・・・

そう思った。