数日後。

鈴奈の事務所からも、OKの返事が来た。

・・・

その日の晩。

オレはいつもの海で、

鈴奈を待っていた。


・・・


「詩音」

振り返ると、笑顔の鈴奈が立っていた。


オレは、鈴奈に走り寄って、

ギュッと抱きしめた。


「どうしたの?」


「早く、こうしたかったから」

オレの言葉に、微笑んだ鈴奈。

「私とのコラボの件。聞いたよ?

いつからそんなこと考えてたの?」