でもいつか、

この夢を叶えることができますように。

・・・

アイドルとして、

今が一番売れてる時期だったオレは、

本当は、ずっと、

辞めたくて仕方がなかった。


・・・

親が勝手に送ったオーディションに、

何の気なしにオレも受けた。


まさか、


自分が合格するとは思ってなかったから。

・・・

でも今こうやって、

ここにいられるのも、

オレのファンになってくれた子のおかげ。

そう簡単に辞めることもできず、


仕方なくやってきた。


・・・

アイドルとしてのオレを、


鈴奈はどう受け取るか・・・


もしかしたら、

離れていってしまうかもしれない。


そう思うと、

そのことを口にするのが怖かった。

・・・

オレは、鈴奈の事が・・・