詩音が涙を拭う・・・


「鈴奈なしじゃ、

前に進めない」



「私にも・・・

詩音が必要だよ・・・」


「愛してるよ、鈴奈」



「私も、愛してる・・・」


私たちは見つめ合い、

たくさんのキスをした。

・・・

長い月をかけて、

ようやく、思いが伝わった。