「好きだよ?

でもさ、好きな子が幸せになるのが、

一番嬉しいじゃん。

詩音と一緒なら、それが一番の

幸せなんじゃないのかと思って」



「ふん・・・

ガキのくせに」


「あ!言ったな?

せっかく作ってやったチャンスを、

水の泡にしたくせに」


毎日がこうやって過ぎていく。

・・・

鈴奈、諦めが悪いのかもしれないけど、

オレは、あの言葉を

ずっと忘れないから。