「本当にいくのか?」

「聖治・・・うん。

私、行くよ。もっとピアノ

上手くなりたいから・・・」


「それだけじゃないだろう?」



「…聖治は、

私の事、なんでもお見通しだね」


「なあ・・・」


「・・ん?」

「留学から帰ってきて、

アイツのこと忘れられたら、

オレと付き合ってほしい」