彼女は言った。


『フィーネ、

この世界だけが 全てじゃないよ』




少年は静かに微笑みを浮かべ、
夜空を見上げる。


今日は雲1つない、綺麗な夜だった。

はるか遠くで輝く小さな星の輝きは、
1つ1つが宝石のように
夜空を彩っている。



広く、広く…
どこまでも続く空

まるで全てを包み込むようだ





『そしてね、

どこかで必ず繋がっているの』