ピピピピ!ピピピピ!ピピピピ・・・

(えっ!?うっそ!もう7時!?やばっ!)

「学校遅れる~~~~!」

私は、1人でアパートに住んでいる。

家族はみんな北海道にいるんだ。

(ってそんなこと思ってる暇なんてなーい!)

パンを口に入れながら学校へと走った。

急いでいながらも、寛樹のドナーになり、

寛樹がもっと生きていられるといううれしさが

胸にあふれた。