“○○病院前、○○病院前です”
(ここか・・・)
私はバスを降りて、すぐに病院へ入った。
看護士さんに寛樹の病室の番号を聞いて、部屋に向かった。
(703・・・私の誕生日の番号だ!)
部屋に入ると、寛樹の姿があった。
いつもとは違い、痩せていて、体には何本ものチューブがあった。
「あれ・・中原??お前、学校どうしたんだよ・・・?」
「早退したの。」
「具合でも悪いのか??大丈夫か?無理してこんな遠くまで来なくてもよかったのに・・・」
心配そうな顔で私を見つめる。
どこまで優しいの、この人は・・・
「ううん。具合が悪いとかじゃなくって・・・。その・・・」
さすがに、≪寛樹の事が心配で≫なんていえない。
「何??」
「ちょ・・・ちょっと用事っていうか・・・家のことがあって。」
「そうか。」
寛樹は少し心配そうな顔をしながらも笑ってくれた。
その笑顔で、私は胸から涙があふれた。
(寛樹・・・)
「じゃ、また来れるときあったら、来てな。
待ってるから。
あと、伊藤たちのことでなにかあったら絶対に相談してくれよ。
2つ、俺との約束な。」
(約束・・・)
「うん!わかった!」
(ここか・・・)
私はバスを降りて、すぐに病院へ入った。
看護士さんに寛樹の病室の番号を聞いて、部屋に向かった。
(703・・・私の誕生日の番号だ!)
部屋に入ると、寛樹の姿があった。
いつもとは違い、痩せていて、体には何本ものチューブがあった。
「あれ・・中原??お前、学校どうしたんだよ・・・?」
「早退したの。」
「具合でも悪いのか??大丈夫か?無理してこんな遠くまで来なくてもよかったのに・・・」
心配そうな顔で私を見つめる。
どこまで優しいの、この人は・・・
「ううん。具合が悪いとかじゃなくって・・・。その・・・」
さすがに、≪寛樹の事が心配で≫なんていえない。
「何??」
「ちょ・・・ちょっと用事っていうか・・・家のことがあって。」
「そうか。」
寛樹は少し心配そうな顔をしながらも笑ってくれた。
その笑顔で、私は胸から涙があふれた。
(寛樹・・・)
「じゃ、また来れるときあったら、来てな。
待ってるから。
あと、伊藤たちのことでなにかあったら絶対に相談してくれよ。
2つ、俺との約束な。」
(約束・・・)
「うん!わかった!」

