目を覚まし、時計を見ると4時をまわっていた。
(帰らなきゃ・・・)
ベッドからおりようとするものの、体が動かない。
「お!中原!おきたか??」
松川君が保健室に入ってきた。
「うん・・・。ありがとう。」
「あれから、大変だったんだぜ?先生呼びに行こうとしても、
俺一人だったから、どうせ逃げられると思って・・・
ま、結局は先生にいえたんだけどな。」
ばかだよな、というように笑って、話してくれた。
初めて、松川君と話した。
「あの・・・松川君は、どうして屋上に・・・?」
「寛樹でいいよ。」
「あ・・じゃあ、寛樹はなんで屋上に来たの?」
松川君のことを、『ひろき』って呼ぶと、なんだか付き合ってる人みたい♪
すこしだけ薄く笑いを浮かべて答えを待った。
すると・・・
「またいじめてるなって思ったから。」
「え?何でわかったの?」
「あいつら、みんないないとき、たいてい屋上にいて、だれかいじめてんだ。
佐藤と、宮島みたいにな・・・」
蘭さんと、葵さんのことだ。
「蘭さんと、葵さんのこと、教えてくれない・・・?」
(帰らなきゃ・・・)
ベッドからおりようとするものの、体が動かない。
「お!中原!おきたか??」
松川君が保健室に入ってきた。
「うん・・・。ありがとう。」
「あれから、大変だったんだぜ?先生呼びに行こうとしても、
俺一人だったから、どうせ逃げられると思って・・・
ま、結局は先生にいえたんだけどな。」
ばかだよな、というように笑って、話してくれた。
初めて、松川君と話した。
「あの・・・松川君は、どうして屋上に・・・?」
「寛樹でいいよ。」
「あ・・じゃあ、寛樹はなんで屋上に来たの?」
松川君のことを、『ひろき』って呼ぶと、なんだか付き合ってる人みたい♪
すこしだけ薄く笑いを浮かべて答えを待った。
すると・・・
「またいじめてるなって思ったから。」
「え?何でわかったの?」
「あいつら、みんないないとき、たいてい屋上にいて、だれかいじめてんだ。
佐藤と、宮島みたいにな・・・」
蘭さんと、葵さんのことだ。
「蘭さんと、葵さんのこと、教えてくれない・・・?」

