両想い片想い



「今なんて言った?」

「へ?
えと、莉仔はいい子で.....」



1人で頭を抱えて苦悩してると、黒崎君からただならぬオーラは消えていた。



「莉仔!?」

「あ、うん。緒花莉仔」



私の言葉を聞いた黒崎君はあぁー、もう!!

といいながら、ぐったりと力が抜けたようにしゃがんだ。


こんな黒崎君は初めてでちょっと新鮮と思いながらも、かなり驚いた。





なにごとっ!?
やっぱ私のせいだった?

莉仔は関係なかった??




「ちげーよ、緒花じゃねーよ」

「え、と.....。
じゃあ、誰のこと」

「もういいよ、なんか疲れた」




ほんとに疲れた様子の黒崎君は勢いなく立ち上がり、教室へと足を向けた。



莉仔、あんたを疑って悪かったよ。
今度ジュースおごるからそれで勘弁しとくれ。




でもいったい、莉仔でないならいったい誰の事だったのだろう?





あ、佐伯さん?

それだったら黒崎君がああなったのも納得いくか!!



いや、でも実際私たち仲良くないんだけどな.....
むしろ昨日は軽く不穏な空気流れてたし。


黒崎君には仲よさそうに見えたのかな??