両想い片想い



「あいつ、知ってた。
黒木が俺だってこと」



知ってた?
黒木が俺...黒崎君だってこと??

まさか、ね?



いや、悠太君だもん。

ありえない話ではないのか。


なんせ、本当の私を見つけてくれたのだから。




「そっか」




それだけ?
とでも言うように黒崎君は私見た。

まぁ普通はここで驚くものだしね?


でも、私の場合違うんだ。
同じ経験者だからね。




「悠太君なら納得ってこと」




なんとなくちょっと誇らしげに笑いながら言った。

それが気にいらなかったのか黒崎君はまた


「あっそ」


とだけ言った。



本日2度目のこの台詞に今度はかなりムッとした。

ほんと、何様なわけ!?
こっちは黒崎君の質問に付き合って、丁寧に返答してるのにさっ!!

なのになんだい、なんだいその返事は!


まったく、親の顔が見てみたいものだよ.....