◎ひなのside
悠太君は黒崎君に押しつけて、私は引き続き佐伯さんと一緒に指導をしながら仕事をする。
やっぱり女の子の方がいいっていうのもあるけど、佐伯さんのことが気になるから。
黒崎君の言ってたような人なのか。
本当は何か別の意図があったのではないか。
佐伯さんと実際に話して確かめたい。
「あ、佐伯さん!
そのお皿はこっち!!」
「わわ、ごめんなさい!」
「ううん、大丈夫だよ。
むしろ2日目なのに出来過ぎだよ」
「えへへ、ありがとうございます」
うーん、やっぱいい子にしか見えないんだよなぁ。
ちゃんと敬語だし、笑顔も可愛いし、よく働くし。
「あの、実愛の顔になにかついてますか?」
「っへ、あ、ごめんなさい!!」
うわぁ、つい佐伯さんの顔まじまじと見ちゃってたよ!
何やってんだろう、私.....
フロアチーフになったんだから、しっかりしなきゃなのに!!
よし、もうこのこと考えるのやめ!
仕事に集中、集中!!

