「りっちゃんこれちょーだい!」
「いいよ。はい、どうぞ」
「ひなちゃん、それちょうだい」
「いや」
目の前ではお約束の昼食交換。
そして横では新たな昼食交換が行われている。
いや、横の方は失敗におわってるが...
「じゃあ、それ」
「いや」
「え~、じゃあどれやったらええんや」
「どれもいや」
「んな殺生なぁ~」
これだけわーわー騒ぐ阿曽崎を無視してひたすら弁当を続けることが出来る綾瀬は流石だ。
普通の人間ならしょうがない、1個だけなら.....
となるところだろう。
まぁ俺もぜってーやんないけど。
「ひなちゃんが冷たい。
昨日は俺に笑顔を見せてくれたんに...」
「うっさい。
黙って食べろ」
ぶつぶつ言いながらも阿曽崎もコンビニで買ったと思われるおにぎりを食べ始めた。
ほんとうにこんな奴が阿曽崎は好きなのか??
わっかんねーなぁ.....
理解不能だ。

