両想い片想い



うぅ、なんてこった。

椅子の上に砂糖を3袋乗せ、重さマックスのこの状態。


今の私はカメより遅い自信がある。

いや、確かカメって意外に本当は早いんだよね。


じゃあ、なまけものより遅い??

いやいや、別に比較対象はなんでもいいか。




よし、腰の曲がったおじいちゃん並みにしておこう!!




って、あれは.....

前から来る人、黒崎君じゃない!?


ど、どどど、どーしよ!!

今の私は完璧に尊敬出来ない先輩だよっ!!!


どっか隠れるとこは、とこは

とこないよぉ!!


ここ廊下だよ!!

もう逃げ隠れ出来ないよ!!


しょうがない、ここまで来たら堂々と正面から.....

いつでもこいやっ!


「なんか用?」

「お前こそ何やってんだ?」

「見てわかんないの?
砂糖運んでんのよ」

「.....椅子でか??」


黒崎君はバカにしたような目で椅子に積まれた砂糖を見ている。

なによっ!
私だって好きで椅子で砂糖を運んでるわけじゃないわよっ!!

どうせ
『バカだな』
とか言うんでしょ!?