「莉仔、ごめんね!」
急いで教室に帰ると、莉仔がほっぺをプクリと膨らませて待っていた。
「なんで逃げちゃうかなぁ?」
「もう明日からは逃げない!!
もっと、いっぱい、お話ししようって決めたの」
「そっか。
うんうん、それはいいことだ♪
頑張りなよ?ひなの」
「うんっ」
「あ、これ。
お弁当持ってきといたよ」
そういった莉仔の顔はさっきまでのプックリ顔が嘘のように晴れ渡っていた。
そっか、お弁当!
すっかり忘れてた.....
あ、なんか急にお腹すいてきたよ。
今からでもちょっとぐらいは食べれるかな?
パッと時計を見ると同時に昼休憩の終わりを知らせる死刑宣告のようなチャイムが響き渡った。
なんてこった.....
結局食べらんなかった。
「ひなの、どうした?」
「ううん.....なんでもないよ」
どうかお腹が鳴りませんように。

