「あれ.....」
「ん?どした??」
今の人.....
私に見向きもしなかった。
今までの男子は私を見ると何らかの反応をしたのに...
「もしかして、黒崎君?」
「え、知ってるの?莉仔」
「もち!
ひなのと同じくらい有名だもん。
ある意味だけど。知らないの?」
確かに、インパクトはある。
だって、マスクをして、制服の下にフードつきの服をきて、そのフードを被ってるんだから嫌でも目についてしまう。
「黒崎君さ、いつもあれなんだよ。
誰も顔見たことないの!
しかもあのフード先生に怒られないんだよねー。
もはや生きる伝説だよ」
うんうんと莉仔がどこかの解説者のように言う。
でも確かにすごい.....色々と。
「対人恐怖症ってゆう噂もあるの。
でも友達はまさかの夜月君!
いつも女の子連れてるっていう噂の人。
ますます謎だよねー」
今度はうーんと唸った。
莉仔はいろいろと知ってるなぁーと感心する。
この記憶力を勉強に生かせばいいのに...
「聞いてる?ひなの」
「うん、聞いてるよ」
「とにかく!
黒崎君は変わり者なんだよ」
それで私を見ても無反応だったわけか.....
変わり者.....かぁ。

