「神様、お願いします。
あたしとひなのを引き離さないで!」
「お願いします」
ゆっくりと目を開け、名前を探す。
私の名前は......
「「3組!!」」
私の声と莉仔の声が見事にハモった。
びっくりして目を丸くした私と莉仔が顔を見合わせる。
「やった、やったよひなの~!」
「同じクラスだよ、莉仔~!!」
つい飛び跳ねて喜んでしまい、おかげで周りからいやってほど痛い視線を浴びてしまった。
でも、同じクラスになった!
それだけで今は幸せ♪
周りの視線なんか関係な.....
いや、そろそろ本当に落ち着こう。
「莉仔、早く教室に行こうか」
「うんっ、レッツ・ゴー!!」
うん、早くここから立ち去ろう。
「でさでさぁ、その犬がさぁ~」
莉仔の話に相槌を入れながら新しいクラスに入った。
入った瞬間、男子がこちらを見て固まる。
『出た、スノーマン』
まるでそう言ってるような顔だ。
それを無視して自分の席に荷物を下ろした。
「やった♪席前後だね!」
「そりゃあ綾瀬と緒花。
"あ"と"お"ですから」
当然私の出席番号は1番。
そして入口の目の前のその席は入ってくる人の目に嫌でも入ってくる。
それが男子だとゲッという顔をされる。
なんて不愉快な席なんだ.....
是非窓際後ろで莉仔と前後か横の席になりたい。

