両想い片想い



「いいよいいよ、気にしなくて。
そっかぁ、違ったか。
また振り出しに戻っちゃったね」

「うん、でも気長に探すよ」


って、そうじゃないでしょ莉仔!

なんでそーなるのっ!!
莉仔って意外に、自分の事となると鈍感なんだよね.....


「でも、ほんだりこちゃんは幸せものだね。
こんなに思ってくれる人がいて」


あんただよ、莉仔.....
その幸せ者はあんただよ.....

はぁ、まさかここまで鈍感だったとは計算外だ。
もう言ってやろうか?

ほんだりこは莉仔のことだよって。


「りっちゃんは、俺にとって太陽だから。
海を照らす、太陽だから」


その言葉を聞いた莉仔の顔が、明らかに変わった。
まさか、気づいた!?


「え.....。うみ、君?」

「えぇ!?
もしかして、りっちゃん...??」

「う、うそ!?
だって、え、うみ君?
ふぁっ....」

「やべぇ、まじ嬉しー。
こんなに近くにいたなんて。
やっと会えた。りっちゃん...」


動揺して取り乱している莉仔を夜月君がそっと抱きしめた。

みてるこっちが恥ずかしくなってしまう///

莉仔、よかったね。
やっと、約束が果たせたんだね。
9年間の思いが、繋がったんだね。

一時はどうなるかと思ったけど...
ほんとに良かったよ、莉仔!



「なんでお前が泣いてんだよ」

「うっさい、今すぐその口を閉じろ」


なんて奴だ.....

今ので涙がスッと引いたわ。