「おはよー、ひなの」
「おはよう、莉仔」
いつものように莉仔と肩を並べて通学路を歩く。
「でさぁ、そのあとに
「莉仔」
莉仔の話わって私は立ち止まった。
今日は、莉仔に大事な話があるんだ。
莉仔に言わなければならないことが。
「どうした?ひなの」
「うん、あのね。
私、やっぱり黒崎君が好き」
莉仔は全然驚いてない様子で私に一歩近づいた。
そして、私にフッと微笑んだ。
「頑張れ、ひなの」
そう言って莉仔はまた通学路を歩き始めた。
頑張れ.....か。
「莉仔もね!」
ちょっと小走りになって莉仔に追い付いた。
「えへへ、言われちゃったな。
ひなのにそう言われたらあたしも頑張らないわけにはいかんでしょ!」
「私も、莉仔に言われたからには頑張るしかない」
顔を見合わせ、2人して笑った。
「あたしは、うみ君信じて待ち続けるよぉ!」
「私は、距離50㎝で普通に話せるようになる!」
「ひなの、そこは告白~!ぐらい言っとかなきゃ」
「っな、告白!?
それはまだ、ちょっと、むり.....」
「もう、照れてるひなの可愛い♪」
そう言って莉仔が抱き着いてきた。
ちょ、ちょっと苦しいんですが、莉仔さん!
でも、落ち着く.....
私も莉仔を抱きしめ返した。
莉仔はいつもしない私の行動に驚いて手を緩めた。
でも、すぐに私を優しく抱きしめ返してくれた。
私、莉仔がいたらなんだってできる気がするんだ。
こ、告白も.....
いずれ、ね?

