両想い片想い



「はぁーあ。
スノーマン.....か」


またため息をついて今度は家のドアを開けた。


「確かにスノーマンはひどいよねっ!
マンじゃなくてウォーマン。
スノーウォーマンだから」

「あ、おはよー」


心の中で『怒るとこそこじゃないでしょ』とつっこみをいれながら普通に挨拶をした。


「くはぁ~!
久々のひなのの制服姿.....
もう我慢できない!!」


そういって勢いよく飛びついてきたのは私が高校で出来た一番の友達。

『緒花莉仔』(obana riko)

ショートヘアがとても似合ってる綺麗な子。
運動神経が抜群で、しっかりしてそうなんだけど、どこか抜けてるとこがあってマイペース。
ちょっとおせっかいのとことか、勝手に突っ走るとことかあるけど、そうゆうの含めて好きだなって思う。

女の子の前ではいたって普通なわけで、友達もそれなりにできた。

でも莉仔はなにか他の子とは違う。
なんでかはわからないけど、莉仔の隣は居心地がいい。


「なになに!?
なんか顔にやけてる」

「やっぱ、莉仔が好きだなって思って」

「きゃー、新学期のひなのかわいすぎ!」


そのまま莉仔と一緒に学校へ向かった。
莉仔はほとんど毎日迎えに来る。

少しでも早くひなのに会いたいからっ♪

そんな理由で毎朝ドアを開けたら莉仔はいる。
でも、ほんとは莉仔の優しさじゃないのかなって思う。

だって、ドアを開けたら莉仔がいると思うと...
それだけで学校に行こうと思えるから。

きっと私は、莉仔がいなければとっくに不登校というものになっていただろう。


それを言うと莉仔は
『かいかぶりすぎだよぉ!
あたしはただひなのが大好きなだけ』
そう言ってぎゅっと抱きしめてくれる。


「ひなの、また同じクラスだといいね!」

「うん、そうだね」


ほんとに同じクラスであってほしいと思う。

だって、2・3年はクラス替え無しだし、
修学旅行は莉仔と過ごしたいから!