「あぁー!そうだ!!」
莉仔は帰ってくるなり大声で叫びだした。
な、なに!?
莉仔の大声はいつものことだけど。
「ねぇ、ひなの
『ほんだ りこ』って名前の人知らない?」
「え?えっと.....
りこって名前なら1人知ってるけど。
苗字はほんだではないけど」
「いや、名前がりこならいいよ!
で、どこのだれよ!?」
そう莉仔に言われたので、まっすぐに目の前を指さした。
莉仔は少し首をかしげてから後ろを向いた。
「いや、あたし以外でお願いしたいんですが」
うん、まぁそうだろうね。
「冗談だって!
でも、ほんとにりこって子は莉仔以外知らないな」
「そっかぁ、ひなの女子の学校だったから知ってるかな?と思ったんだけど」
「ごめんね、お力沿えになれなくて」
「ううん、いいの」
「ところで、なんで急に?」
「黒崎君のメアドの条件」
はい?
ますます意味が分からないんですが.....
「夜月君、『ほんだりこ』って子を探してるんだって。
んで、黒崎君のメアド代わりにその子探すの手伝う!」
「あぁ、なるほど」
「その子探すために、いつも女の子と一緒にいるんだって。
ちょっと見直しちゃったなぁ。
ただの女好きだと思ってたから」
「すごいね、莉仔も夜月君も一途で。
まっすぐに一人の人の事を好きって言えて」
「ひなのもいつか誰か一筋になるんだよ?
案外すぐだったりして!」
そう言われて黒崎君の姿が思い浮かんだ。
いやいや、ないないない!!
「ひなの、顔真っ赤に
「なってません!!」

