両想い片想い



「何やってんだ?」

「っへ!?!?」



電話を終えた黒崎君がこちらに近づきながらそう言った。

どうしよう、見せるべき.....なんだよね?



でも、シール洗濯したなんて言ったら怒られるかあきれられるか、どっちにしろ好感度がまた下がるだけ。

でも、隠し通すのなんて無理だろうし、大体かくしてばれたときの方が好感度がた落ちだよ。



ここは正直に.....



「こ、こんなのがね、机の上に.....」



おそるおそる紙を黒崎君に差し出した。

黒崎君はふるふると震える私の手からスッと紙を取ると、何故かその顔をゆがませた。



「俺、このシール捨てたわ」



......はい?

今黒崎君はなんて言ったの??


捨てた?
ってあのハートのシールのだよね??



じゃあもしかしなくても黒崎君も私と同罪!!




「わ、私も洗濯しちゃってシールダメになったの!!」

「.....なんでそんなイキイキしてんだよ」




良かった!

私だけがシールダメにしたんじゃなくて!!



でも、この場合どうなるんだろ??

そういえば、シールをはったら何があるの?
なんのための紙とシール??



「で、どうすんだ?
結局一枚もシールはねぇんだろ??
大体なんかあんのか、これ」



黒崎君も同じことを疑問に思ったらしく、頭をひねる。