両想い片想い



「しょうがないな、道覚えてるから着いてきて」

「旅館に帰りたいんならひとりで行け」

「はいはい、一人で行きます.....っへ?」


ん?
あれ??

なんか会話がかみ合ってないような?



「え、と。
黒崎君は旅館に帰りたいんだよね?」

「は?
なんでわざわざ箱根に来て、どこも観光せずに旅館にいなきゃいけねーんだよ」

「じゃ、じゃあ、帰らないの!?」

「だから帰りたいんなら1人で帰れ」



う、うそだ!

だって、黒崎君なら
「あ?観光??めんどくせー。したいなら1人でしてこい」
って言うもん!!


絶対あの憎たらしい顔と声と態度で言うもん!!




いや、まぁ観光したかったし、いいんだけど....






「ねぇ、どこ行くの!?」

「着いてからのお楽しみだ」







それに、黒崎君が考えた観光プランなんて楽しいにきまってる。