両想い片想い



「いらっしゃいませ~」



ほんとにファミレスに来てしまった。

ファミレスin箱根。




「おい、腹減ってんだからさっさと決めろよ」

「うるさいなぁ、ちょっと待ちなさいよ」



メニュとにらめっこしても、やっぱりファミレスで、箱根感があふれるメニューなどはなくて、よーするにファミレス。



「.....じゃ、うどん」




なんとなく箱根っぽいものを頼んだけど、やっぱりただのうどんで、むなしい気分のままお腹だけが膨らんでいった。






「ありがとうございました~」



ファミレスから出て、お腹も満たされたことだし、あとは旅館に戻るのかな?

うん、この黒崎君のことだ。
絶対なにをするでもなくただただ旅館で過ごすんだよ。


それで、旅館でしか箱根感を味あわずに終わるんだよ。




ほら、今だって旅館の方向に.....

あれ?こっちって逆方向??



「ちょ、逆だよ逆!
旅館そっちじゃないから!!」

「は?
何言ってんの??」



何言ってんのはこっちの台詞なんですけど!

黒崎君って以外に方向音痴?
にしてもさっき通った道を真反対に行くとは.....