両想い片想い



「あはは、なーんか嬉しいなぁ」

「なにが!?」


どよ~んとしている私とは反対に莉仔は何故かすごくキラキラしている。

なにが嬉しいの?
全然嬉しいことなんかないよぉ~。


「なんかさ、ひなのがそんな風に男の子に興味持つなんてさ。
あたしは嬉しいよ、うんうん」

「っへ!?
興味って、私はただひどい事いっちゃったし、ちゃんとお礼も言いたいし.....」

「十分興味持ってます!
少なくても今ひなのの中は黒崎君オンリーじゃん」

「うう、まぁそれはそーだけど.....」

「まぁ、あたしがなんとかするから!
ひなのは大船に乗った気でどんと構えといてよ」


フフンと上機嫌で何故か莉仔は教室から出て言った。
なにをする気なんだろ?
えらく自信満々だったけど.....

それに、私が黒崎君に興味あるって.....

莉仔の言葉を思い出してパッと顔が赤くなった。
いや、いやいや、興味っていうか、ただあんなこといっちゃったし、気になるだけっていうか.....

それだけだもん!

つい、力が入りすぎて思いっきり席を立ってしまった。


「ひなちゃん、どうしたの!?」


周りにいる子がびっくりして大丈夫?と声をかけてくれた。

でもなんかそれが余計に恥ずかしくて顔がさらに赤くなった。


「ごめん、なんでもないの」

「そか、なら良かった」


もう、このこと考えるのやめ!

.....でも、昨日の、黒板を消す黒崎君の後ろ姿がどうしても浮かんでくる。
考えるの止めようとすればするほど、その姿は濃く浮かぶ。

うう、どーしたらいいの?
莉仔ぉー!!