「あの、3番さん?
なにか一言.....」
っへ!?
3番って.....私!?!?
あ、そういえば配られた胸のナンバープレートにも確か3番って書かれてた気がする。
ど、どどどど、どーしよう!
言うことなんにも考えてなかった!!
なんでもいいから早く言え!
と黒崎君が小声でそう言った。
そんな急に言われても...
ってか、黒崎君が何か言えばいいじゃん!
「あのぉ、3番さん....?」
困った顔の司会の人が私の顔をじっと見る。
もうこれは、私が何かを言わなきゃいけない流れじゃん!
「あ、えーと。
頑張り.....ます」
さんざん引っ張っといて、無難なことを言った私は、とても幸せ全開のかっぷるさんのお顔とは程遠い顔だったと思う。
残りの4番と5番。
4番の方はハイテンションカップルで、5番はきっとカップルになりたてなのであろう雰囲気が漂うカップル。
どのカップルもさすがにあの予選を勝ち抜いただけあって、お互いの事を思ってるんだってことが分かる。
私たちとは違って。

