両想い片想い



ほんとうになんなんだこの状況は.....



腰が抜けて動けなくなった綾瀬を背負い、ひたすら暗い道を歩く。


背中から綾瀬の体温が伝わる。

吐息が俺の首筋にかかって少しくすぐったい。




「ご、ごめんね。
重いよね....」

「悪いと思ってんなら今すぐ歩け。
そして確かに意外と重い」

「はぅ.....
ごめんなさい」



お、今は素直に謝るんだな...

ちょっと感心しながら少しずれた綾瀬を背負いなおした。





少しして、やっとゴールらしきものが見えてきた。

なんか、たかがおばけ屋敷なのにすげー疲れた。


こんな小さな建物なのに、すげー大きい屋敷をぐるぐる回った気分だ。




「あ、やっと来た.....って、えぇぇぇぇえ!?!?」



おばけ屋敷から出た瞬間、出口で待っていた緒花に出た瞬間驚かれた。

いや、まぁそれが普通の反応だろうな。


俺でも驚く。

自分の友達が男におんぶされて戻ってきたのだから.....