「おはよう、ひなの!!
今日も可愛い♪」

「おはよう、莉仔。
莉仔も可愛いよ」

「えへへへ。
ひなのありがとっ♪」



ドアを開けるといつもと変わらず笑顔の莉仔が待っていた。


いや、それにしても今日はいつもよりやけにテンションが高くないか?
なんか莉仔の周りに音符マークが見えるし.....


なにっ!?


まぁ、とりあえず
阿曽崎君の事話しとかないとね!!



「あのね、莉仔」

「ん?どした??」

「私、ちゃんと話したの。
阿曽崎君に私の気持ち.....」

「そっか、そっか。
えらいぞ、ひなの」



ここまで話して言葉が詰まった。




佐伯さんの事は、話した方がいいのかな?

でも、昨日の出来事をまとめて簡潔に話そうだなんて私には無理ー!!


あー、でもでも、莉仔に話したい!

なんか隠し事してるみたいでやだもん!!




「どーしたの?ひなの」

「あ、うん。
そのね......」




話はぐちゃぐちゃだったけど、佐伯さんの事、昨日起こったことを莉仔に話した。