「す、すみません!!」
まっさきに謝ったのは綾瀬。
あぁそうか、フロアチーフだもんな。
すべての責任は綾瀬が取らされるのだからな。
「すんまへんでした...」
「すみませんでした」
綾瀬に続いて阿曽崎が謝ったのを見て、俺もついでに謝っといた。
実愛は心ここにあらずといった様子でピクリともせず、あいかわらず涙を流している。
「いや、まぁいいけど.....
それより佐伯はどうした??
いや、まぁいいけど」
「いいんですか!?」
綾瀬が的確なつっこみをいれる。
今のこの佐伯を見てまぁいいけどというコメントをいうやつはそうそういないだろ。
「とりあえず、雛森と黒木はすぐ仕事戻れ!
阿曽崎は佐伯連れてついてこい。
とりあえず休ませた方がよさそうだからな」
「「「はい」」」
また実愛以外の声がきれいにそろい、俺と綾瀬は駆け足でお客のもとに向かった。
正直、とても仕事という気分ではないが、やるしかない。

