夏の大会が始まる1ヶ月前に


せまっていた、6月。


「最近生き生きしてるわね。」


ゆぅちゃんが安心したような顔で


つぶやいた。


「うん、すっごく楽しいんだ。


それに決めたんだ、


私、世界一のマネージャーを目指す。」


そう、もう胸を張って言える。


世界一のマネージャーになる。


「やるぢゃない。しっかりしちゃって。


杏には向いてるのね。」