ガラガラガラ

「失礼します。」
「あー、ちょっと資料室行くぞ」

なんでわざわざ?
もしかして、スッゴく怒ってる??

ガサガサと音を立てなにか入っているビニールを持ち海先生は私を資料室へ誘った。

「とりあえず、ミルクティーやるよ。」
「あ、ありがとうございます」

なんでミルクティーなんだろ?
好きだけど…

「お前、ふわふわだよな…」
「はい?」
「あ、や、なんでもない」

ふわふわ?
私が?
そしてこの状況は??

「あの、私なにかしましたか?」

先生は何も言わずにビニールを出してきた。

「すまない…」

私はなんの事だろうと思いビニールの中をだした。
ベタベタの私のノート。

「あの、」
「俺がやらかした」

先生は私が怒るとでも思っているのカナ?
私の前にいる海先生はいつものおちゃらけている海先生ではなく、しゅんとしている先生だった。