SS♡ 痛いの痛いの飛んでけ

その時の顔も、やっぱりいつもと違う。


頬がほんのり赤くて、耳は真っ赤。


私が黙っていると、また彼が言う。


『ごめん、痛かったよね…』


そんな悲しそうな顔しないで。


私も彼の背中に手を回して抱きしめ返した。


「私も投げたりしてごめんなさい」


彼はただ頷いた。