店を出ると、0時を回っていた。
『もう一軒だけ付き合って』
と手を繋がれ、社長は歩き出した。

繋いだ手はすぐに離された。覚悟を決め歩きながら、フリスクを食べていたら
『なんで自分一人食べてるん!俺にも頂戴』
『はい』
と社長の手に出そうとすると、
『食べさせて』
と言われ?マーク全開の思考を停止させ、社長の口に大量のフリスクを投入した。

しばらくすると目的の二軒目の店が入ってるビルに着いて、エレベーターを待った。