が、降りる事が出来ない。

怖いのだ。

会社の社長

同僚を裏切っている後ろめたさ

妻子

運がないと言うか、妻子の顔を知っている。
この壁はかなり高い。


この期に及んで!今更!と思うが、足が動かない。

村川は、私と自分の鞄を持ち助手席に回り手をとり背中に手を回した。
ずるいよーこんな時優しくするの。

そして···
私達はホテルの扉をあけ、禁断の関係に進んでしまった。